家庭と学校で全てが決まる人生ゆえに親ガチャは存在するという悲しい事実。

子供の成長する環境は、大きく分けて4つです。

1.家庭が良親、友達が多い
2.家庭が良親、友達がいないか少ない
3.家庭が毒親、友達が多い
4.家庭が毒親、友達がいないか少ない

つまり、家庭環境と学校環境の2つが子供に大きく影響します。動物と違い、人間は自分だけで生きることは出来ません。親や社会の力を借りて、成長するしか無いのです。こういった現実を照らし合わせ、前述の4つを考えると、大人になってからの人生が極端なほどに大きく変わるのです。
更に言うなら、親の経済格差・教育格差が、そのまま子や孫の経済格差・教育格差に反映されるという、極めて残酷な階級社会になっているのが現代日本です。以下の記事を読めば、納得するしかないでしょう。

天才児をも殺す「親ガチャ」の現実。児童130万人が就学困難、なぜ日本はクソ運営で自ら弱体化するのか。

さて、精神障害・発達障害に関して言えば、1.が最もなりにくく、4.が最もなりやすいのは自明の理であります。特に家庭・学校・社会のサポートが希薄な場合、C-PTSD(複雑性心的外傷後ストレス障害)になりやすく、精神の正常化は困難ないし不可能です。特に日本は、同調圧力が強く画一的であるため、精神保健福祉が脆弱であり理解が進んでいると言うには程遠すぎます。
しかし、悠長なことは言ってられません。就職氷河期世代かつ精神・発達障害者にとっては、特段のサポートが必要不可欠です。今になって、就職氷河期世代への就労支援を行っているようですが、あまりにも遅すぎる上に募集枠が人数に対して少なすぎます。更に言うなら、人手が足りないからと言って特定の職業だけを募集しているのも問題です。仕事は、どうしてもマッチングが避けられません。これらを考えると、行政のやっている支援策が如何にお粗末で脆弱かを示しています。結局は、「やりましたパフォーマンス」で世間を欺きたいのでしょう。
これは、絶対に先送りが出来ません。なぜなら、老いは待ってくれないからです。何も手を打たずに残り10年経てば、非正規雇用で不本意な人生を送った人が還暦を迎えるでしょう。そして、生活保護受給者が激増する時代に突入するでしょう。これこそ、若者世代の少子化や消費の低迷が、自己責任を押しつけ自分たちを見捨てた社会への復讐として機能しているという「サイレントテロ」に近いものがあると言えましょう。とにかく、された事へのしっぺ返しは、必ず訪れるのです。

これは、「思っている」とか「感じている」とかいう生易しく甘ったるい事ではありません。断言しても言い過ぎない、むしろ言い足りない程の事なのです。これこそが「事実」であり「現実」であり「真実」「真理」なのです。良いとか悪いとかの問題ではなく、これ以外に語りようが無く、疑う余地の全く無い「黄金則」に他ならないのです。